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3月27日12:00現在感染者は1,387例

厚労省発表の新型コロナの感染者の数字をウォッチしています。

イタリア,スペイン,アメリカなど諸外国の増加率に比べると遥かに少ないですが,東京都の感染数の増加が目立っており,週末の外出自粛令が出ているところです。

オリンピックの延期が決まった途端に増え出したような印象ですが,そんなことを言うのは不謹慎のようです。

厚労省発表の1387例の内訳は,国内事例1349,空港の検疫で捕捉されたものが23,チャーター機のものが15です。空港検疫のものは数字が増えておらず,チャーター機のものは済んだ事例ですから数字は固定です。

「国内事例」の1349例のうち新たな陽性者は96人でした。一挙に増えた感じです。それでも,諸外国の動向からするとまだ少ないです。もちろん少ない方が良いに決まっているのですが,本当に感染者が少ないのか,他の要因があるのかどうかです。マスコミもこのことに関して直接は触れず,海外のメディアが日本の数字に注視しているとか,まるで人ごとの様な報道ぶりです。

新たな検査数は1805。ここ数日各地から報告される数字の混乱不統一を補正したとのことで,検査事例がマイナスになったり,極端に少なかったりが繰り返されて来ましたが,陽性率は96/1805で5.3%。依然高いです。検査数不足が疑われますが,WHOは単純に検査数で是非を判定するのには慎重との事です。なぜそうなのかも疑問です。当のテドロス氏はつい数日前「検査検査検査」と叫んでいたはずです。

1人の感染者が1人以上に感染させれば,ねずみ算的に感染数は増えるものです。諸外国のものはそのようになっていますが,それにくらべ日本の感染数の増え方は今までほぼ直線的でした。この様な動向になる理由の一般論としては,何らかの強烈な抵抗が効いているということです。むろんその抵抗要因は複数あるかもしれません。

抵抗要因が日本人の高い清潔意識や注意深さにあるのであれば万々歳です。むろんその可能性を否定しませんし,要因の一つではあると思います。しかしながら,やはり日本人の特性で言えば,感染者が発生していない地域や職種,団体などで「最初の一人になりたくない」という意識も働いているようです。政策的に検査数が少ないことに加え,感染が判明した著名人も検査は抑制的に受けていたことが報道されます。一般人にもその傾向は当然あるでしょう。

好ましい様な好ましくない様な要因がないまぜになって大きな抵抗要因を作って不思議な数字を出しているのではないでしょうか?

後記

1日の感染者数が100人を超えたと報道されていますが,厚生労働省のウェブページ上のものは依然この記事の通りです。
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