SSブログ
科学技術雑感 ブログトップ

"Top Ten Tech Cars 2016"に日本車が無い [科学技術雑感]

最近は殆ど目も通していない,IEEEのSpectrum誌を見て,あれっと思いました。
ここ10年余り,4月号は"Top Tech Cars 20XX"がトップ記事になっています。

いわば「電気電子学会誌」にクルマの記事が載るわけで,電気電子やコンピュータのテクノロジーが,ずいぶん前から クルマの世界に浸透している事を物語っています。

いつもトップ10には日本車が何車種も入っていましたが,今年はいくら目を凝らしてもありません。以下の様になっています。

続きを読む


なぜ今頃 [科学技術雑感]

M自動車工業の燃費データ計測方法に不正があったと,盛んに報道されています。

続きを読む


天災は忘れた頃にやって来る [科学技術雑感]

普通,「忘れた頃」というのは,長い時間が経ってのことです。

しかしながら,記憶が新しいうちの「よもや?」というのも不意討ちになります。
熊本の地震は,14日21時過ぎのM(マグニチュード)6.5のものが本震だと思われていて,それの余震は「来るぞ・来るぞ」とは言われていましたが,16日1時25分にはM7.3のものが来てしまいました。

これまた,人知の予想を越えたものです。地震は忘れてなくても,本震より大きなものが来るなど誰が予想したでしょうか?

続きを読む


天地逆転 [科学技術雑感]

唐突ながら,中越地震での上越新幹線の脱線事故の件を思い出しました。
「失敗学」の畑村氏が,失敗に学んだ大成功事例と述べていますが同感です。

続きを読む


ネット回線を替える [科学技術雑感]

ようやく,家のネットを光回線にしました。

当家では96年末頃からダイヤルアップ回線でネットに繋ぎました。
その前は80年代末ごろからファミコン通信というものをやっていました。パソコン通信というもののほうが主流だったかもしれませんが,ファミコンに通信アダプターをおんぶさせてちまちまやっておりました。ゲームはしないので,ファミコンはそれ用でした。

続きを読む


日米の原子力発電への取り組み状況 [科学技術雑感]

ふと原子力発電に関して感じたことを書いておきたいと思います。

私の手元に,アメリカのIEEEが出している電気工学ハンドブック"The Electrical Engineering Handbook"があります。

続きを読む


エジソンの功績 [科学技術雑感]

一般にはエジソンは発明王として知られ,生涯の発明数が千件とも三千件とも言われ,科学技術に偉大な功績をした人物として語られることが多いと思います。実際ノーベル賞の候補にもなっていたらしいですし,学術団体IEEEには,エジソン・メダルというのがあり,電気電子関連技術に功績のあった人物に贈られる最高の賞として知られます。

続きを読む


カミソリをどうするか? [科学技術雑感]

使っていた電気カミソリの電池が逝ってしまい,処分せざるを得なくなりました。

続きを読む


台風の影響を見積もる [科学技術雑感]

2014年は台風の当たり年だったのか,10月には18号,19号と,立て続けに日本を襲い,被害を出しました。

本州中央部の当地ではどちらもさしたる影響はなかったのですが,特に19号に関して言えば,発生から発達時に大型で猛烈な台風という事で,厳重な警戒が呼びかけられました。

従来なら,専門家が情報を分析して,シロートに指針を示すのが普通でしたが,昨今は医師は患者に状況を一生懸命説明して治療法の選択を迫り,学校の先生は特に善し悪しの分からない親の意向最優先です。そんな時代では,自己の判断で行動しないといけません。幸い,ネット上で手軽に生の情報が手に入るのが有り難いところです。

続きを読む


台風一過の晴天 [科学技術雑感]

今年は10月に台風18号,19号が立て続けに本州を襲いました。
いずれの台風の後も,澄み渡った晴天になりました。
台風一過の晴天とは良く言ったものだと思います。

子供の頃,これを「台風一家の晴天」だと思っていました。

「台風家」には,晴天やら雨天やらの家族が居て,仲良く暮らしているのかと思っていました。しかし心のどこかで何かヘンだなあ?とも。

サザエさんの一家は,海のもので構成されていますから,気象関係のもので構成された一家があっても良い訳ですが。子供の様な,一見奇想天外な発想は時代を切り開くこともあると思います。

それは強烈なアナロジーです。一見こじ付けに見えます。
どんなにありそうに見えても,あるいはあって欲しくても,実験的に観測されたり,論理的にツジツマが合わなければ科学は認めません。

逆に言えば,論理が通っており,辻褄が合えば,あっと驚く様なアナロジカルな展開もあるわけです。

ド・ブロイという人はそれまで粒子だとみなされていた電子に波動性があると言い出し,量子力学を支える重要な前提となりました。電子は光と同じように波だというのです。一方波だとみなされていた光にも粒子性があり,粒子とも波ともつかない双方の性質を兼ね備えたものと捉えらています。光に限らず,波動としか思えない原子の格子振動であれ,プラズマの振動であれ,スピンの波であれ,その他波となるものは全て粒子性も兼ね備えているとみなされています。

今となっては,その分野で常識事項でも,実体を伴う粒子と媒質のゆれである波動が同じものだというのですから,とんでもない事です。今の現在だって専門外の人は信じませんが。

場合によってアナロジーが強烈な効果を発生する例だと思います。

電線地中化について [科学技術雑感]

行政がもっとも気にするのは,景観です。

確かに歴史的地区などは,それがあると邪魔でしょう。

電力線とゴチャゴチャになった様子は,ベルナール・ビュフェの絵の雰囲気でもありますが,それを美しい!と感じるかどうかは,美的センスの問題です。

街路樹とも競合します。どうも電柱・電線の分が悪そうです。決して使う事の無いボルトが埋め込まれているなどムダも指摘出来ます。

私は別の面から見ます。

小学生に列車を描かせますと,機関車にしろ電車にしろ,車輪を描きません。実際新幹線とか車輪のイメージは無くて,子供からみたら,モノレールも,リニアモーターカーもさして区別が無いのです。

電気系の大学生でもハンダ付けが出来ません。エナメル線の被覆を取りません。日本のトップクラスの大学の電気系の大学院生が日々使うケータイやスマホの通信原理すら知らないのが現状です。小学生の時から,物作りは嵌め込み式で作り,動作はソフトウェアで。そのプログラムもブロック化していて限りなく「設定」に近いものです。

合理的で安全なものに慣れていると,非合理で危険な勘と経験の世界はどう映るのでしょうか?ただ覗くだけならオモシロイかもしれないですが,世界が違うと感じる事でしょう。そう言う子供でさえ,自動的に止まる自動車は良いけどそれを運転してたら,普通のクルマが危なくて乗れなくなるのでないかと心配しています。尤もなことです。

電線とどう関係あるのだ?

電線が見えなくなってしまうと,ただでさえ見えにくい電気が文字通り葬り去られてしまいます。

敢て暴論を申せば,フクイチの事故は悲劇でしたが,あえて挙げるとすれば原子力の抱える課題とともに電気のアリガタさを皆さん認識した事でしょうか。アレが起こるまでは,電気なぞあって当たり前の空気か水みたいになっていましたから。

発明は誰のものか? [科学技術雑感]

2014年のノーベル物理学賞の1人になった,青色LEDの中村修二氏の発言が話題になっているようです。折りしも,従業員の職務発明の特許を会社のものにする法律が作られようとしている中で,中村氏がこの件に猛反対していることに関してです。

続きを読む


科学技術雑感 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。