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台風一過の晴天 [科学技術雑感]

今年は10月に台風18号,19号が立て続けに本州を襲いました。
いずれの台風の後も,澄み渡った晴天になりました。
台風一過の晴天とは良く言ったものだと思います。

子供の頃,これを「台風一家の晴天」だと思っていました。

「台風家」には,晴天やら雨天やらの家族が居て,仲良く暮らしているのかと思っていました。しかし心のどこかで何かヘンだなあ?とも。

サザエさんの一家は,海のもので構成されていますから,気象関係のもので構成された一家があっても良い訳ですが。子供の様な,一見奇想天外な発想は時代を切り開くこともあると思います。

それは強烈なアナロジーです。一見こじ付けに見えます。
どんなにありそうに見えても,あるいはあって欲しくても,実験的に観測されたり,論理的にツジツマが合わなければ科学は認めません。

逆に言えば,論理が通っており,辻褄が合えば,あっと驚く様なアナロジカルな展開もあるわけです。

ド・ブロイという人はそれまで粒子だとみなされていた電子に波動性があると言い出し,量子力学を支える重要な前提となりました。電子は光と同じように波だというのです。一方波だとみなされていた光にも粒子性があり,粒子とも波ともつかない双方の性質を兼ね備えたものと捉えらています。光に限らず,波動としか思えない原子の格子振動であれ,プラズマの振動であれ,スピンの波であれ,その他波となるものは全て粒子性も兼ね備えているとみなされています。

今となっては,その分野で常識事項でも,実体を伴う粒子と媒質のゆれである波動が同じものだというのですから,とんでもない事です。今の現在だって専門外の人は信じませんが。

場合によってアナロジーが強烈な効果を発生する例だと思います。
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