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陽性率が不思議な数字になりました

一昨日から厚労省の新型コロナの数字をウォッチしています。

「国内事例」に限っていますが,
一昨日のデータは,新規の検査数92人に対して新規の陽性者が34人でした。陽性率は34/92でおよそ37%。
昨日のデータは,新規検査者96名に対して,新規PCR検査陽性者42名でした陽性率は42/96でおよそ44%。

異常に高い陽性率と指摘したところです。
そして,本日(3月24日12:00現在とあります)は一挙に検査数が増えた様で,新規検査者3862名に対して,新規の陽性者は38人。昨日までの高い陽性率は一挙に下がって,38/3862で約1%です。

不思議な数字の変化です。なにか集計の都合があるのでしょうか?
それまで1日100件以下だった検査数が一挙に3862件。検査数が大幅に増えたのならば喜ばしいことなのですが,検査機関を絞っており,急激に検査数を増やせないはずだったのではないでしょうか?これから増えるのでしょうか?

数字では,新たな検査数が前日・前々日にくらべ一挙に数十倍に増えたのですが,陽性者数は38とほぼ変わりません。
昨日一昨日の100人以下の検査数でも数千人の検査数でも陽性者数はあまり変わらないと,数字だけ見るとそう言うことになります。

中国のデータは信用できないというのが,定説かの様になっていますが,かの地の緊急対策チームの報告は,まともな論文形式で分かりやすくグラフを使って出しています。少なくとも研究者レベルのレポートです。

しかし,残念ながら日本の厚労省のウェブページのレポートはどうでしょうか?
へんてこな表の数字で,まともな大学でこんなレポート出していたら訂正求められるでしょうが,公務員試験に受かると,世間に公表するものはこの様なものでもOKなんでしょうか?

中国のデータは信用できないと言われますが,日本のは大丈夫なのでしょうか。

後注

たまたま昨日・一昨日の検査数が異常に少なかったのか,あるいは同一人の複数回の検査件数を人数毎にするよう減らしたようです。ネットのキャッシュに19日,20日のデータが残っており,それぞれ,19日の検査数が‐453(ダブりを減らしたのでマイナスになっているとの事)で陽性者39人,20日が検査数3943で陽性者36人でした。検査人数の増加に対して新たな陽性者数の増加とは1対1に対応しない様ですので,必ずしも22日,23日の分母は実際の検査者の増加分に対応していない可能性があります。検査数は1日4000人弱というのが定常的な数字の様です。引き続きウォッチして行きます。
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momotaro

日本の役所は、トップの誤魔化し屋に倣っちゃっているので、もはや信用できませんね
だからと言って見もしないとどんどん出鱈目になりますから、ウォッチしていただくと助かります。
by momotaro (2020-03-26 04:17) 

Enrique

momotaroさん,
折角優秀な官僚がいても,ごまかしに頭を使う様になると,国家の劣化は加速します。本来の水際対策ではなく,検査数を抑える水際対策をやっているのでしょう。
by Enrique (2020-03-26 06:13) 

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